気がつけば、Everyday Football。お父さんコーチの少年サッカー記。

サッカー少年の息子たち。親として、コーチとして、少年サッカーにかかわる私。感じること、考えたこと、書いていこうと思います。

サッカーとフットサル、排他か共存か。

長男は中1。

今、フットサルのクラブチームに所属しています。

年長の時にフットサルのスクールに入り、そのスクールは継続しながら、小2の時に通っている小学校が母体のサッカーチームに入りました。その後、通っていたフットサルスクールで選抜チーム活動をすることになり、小4の時からフットサルもチーム活動を開始。

週末はサッカーチームの活動、平日はフットサルのスクールとチームの活動、と週4日の活動を続けてきました。

中学進学とともに進路を考え、自身の選択で現在はフットサルのクラブチームで活動中です。

 

サッカーとフットサル。

両方やるといい、とか悪いとか、時々見かけますね。

足裏でトラップすると怒るサッカーコーチ、今でも見かけますし、ボールをこねるようになるとかいって、フットサルを同時にやることを否定する方もいらっしゃいます。

一方、ロナウジーニョネイマールは小さい頃フットサルをやっていた、とかいってフットサルをすすめる方もいらっしゃいます。

 

私は両方やるのは全然OK、むしろ小さいうちはやった方が良いと感じています。

なぜなら、長男を見てきてフットサルがサッカーに悪影響を及ぼしている、と感じたことがないから。

そして、長男がサッカーが上手くなったのはフットサルをやっていたから、と感じることが多々あったから。

というと、あまり論理的な感じがしないので、もう少し具体的なメリットについて考えてみたいと思います。

 

この2つの競技、手を使わずに、地面に接地した四角いゴールにボールを入れたら点が入る、という基本部分は一緒ですよね。11人(8人)か5人か、スローインかキックインか、ゴールキックかクリアランスか、オフサイドがあるかないか、などルールの違いはまあまあありますが、結構大きな違いと感じるのは「ボール」だと思います。

サッカーボールに比べて重くて弾まないフットサルボール。

この弾まないボール、なんといってもトラップが簡単。さらに、フットサル場の多くが人工芝ということもあり、とにかくボールを収めやすい。

なので、キッズ年代や小学校低学年でも、意図した練習が成り立ちやすいように思います。

例えばドリブル突破をテーマに練習したとします。

コーンドリブル(クローズドスキル)、1対1(オープンスキル)、ゲーム形式(実戦でチャレンジ)、のような流れの練習メニュー。学校の校庭とサッカーボールで実施するのと人工芝のコートとフットサルボールで実施するのでは、効率が全然違うように感じます。練習の意図としてはドリブルで相手を抜かしていくということなのですが、デコボコの校庭とよく弾むボールでは、その意図にたどり着く前に失敗状態に陥ってしまうということが結構な確率で発生します…。クローズドな状態であればまだしも、対人やゲーム形式となればなるほどその確率は上がります。一方でフラットな人工芝と弾まないボールであれば練習の意図以外の不確実な要素が少なく、ドリブルで相手を抜く、という練習意図に高い確率で辿り着けます。

そういう観点でか考えると、キッズ年代や小学校低学年ではフットサルの方が圧倒的に練習効果が上がる気がします。

 

高学年になればなったで、フットサルをプレイするサッカーへの好影響があるとも思います。

それはまた別の機会に。